泉州だんじりの森について

設立主旨

泉州の各地域では、だんじり祭がこの地に暮らす人々の手により、
連綿と受け継がれています。遠く江戸時代中期に始まったこの祭礼は、
時の移ろいに合わせてその形態は変化してきましたが、
その時々の先輩たちが様々な問題を解決し、今に生きる私たちに伝え続けてきてくれました。
それゆえ今に生きる私たちは、この伝統文化を継承し次世代に正しく伝えていかねばなりません。


このたび、私たちはだんじりを形作る「木」に注目し、この祭礼の将来を考えてみました。
だんじりには本体の欅(ケヤキ)、前梃子の檜(ヒノキ)、後梃子の樫(カシ)、
太鼓を叩くバチには桐(キリ)、そしてコマには松と、先人たちは森林の恵みである
木材を祭礼の中に巧みに取り入れ、「木」の特長を生かした素晴らしい文化を育んできました。


しかしながら、近年の自然環境や社会情勢の急変により、日本の森林は荒廃が進んでいます。
特にコマの材料となる国内産アカマツ材の大径木は、マツクイムシや酸性雨の被害、
林業の衰退などの理由で、今後の安定供給を懸念する声もあります。


一方で、泉州では「やりまわし」が主流となった曳行形態の変化により、
消耗品ともいえるコマは膨大な量※が必要です。


長年にわたりだんじり祭は森林の恩恵を受けてきました。

改めて森林への感謝の念を思い起こし、森林づくりに貢献していくことは、
この伝統文化を次世代へと伝える責務を果たすうえでも必要なことではないでしょうか。


そこで、私たちはコマやだんじりの製作時に出る廃材を再利用し、
その収益でだんじりに用いる樹種の植林育林活動を継続的に行う循環型の仕組みを
作っていきたいと考えました。

だんじりが一人では動かせないのと同様に、この仕組み作りも
多くの方の力がどうしても必要です。

 

ここに、自然と共生する本来の日本の伝統文化「だんじり祭」を次世代へと
伝承していくため「一般社団法人泉州だんじりの森」を設立します。

2009年10月6日
発起人代表 松山 勉

 


■発起人(順不同)


松山勉、江間一夫、永谷久倫、池阪雄宏、江 弘毅、永橋利志、貴多野秀史、一ノ瀬智哉、大須賀一仁、萬屋誠司

 

1年間にコマで約1600個、前梃子で約1000本が必要であるといわれています。

 

所在地・連絡先

 

〒596-0055  大阪府岸和田市五軒屋町16-11

泉州だんじりの森  (岸和田駅前商店街通 旧コシノ洋装店)

 

電話 072-422-0272 FAX 072-422-0415

MAIL info@d-mori.org